AK-Learning

-Teaching materials Site-



AK-Learning とは,Achieve/Active learning ・Keep/Know learning を意味します。

Achieveとは,「成し遂げる・達成する」,Activeとは,「活動的な,活発な」と訳されます。AK-learningでは,子どもたちが学習を自らの力で最後まで力いっぱい活動し,学習を成し遂げてほしいという思いを込めました。
Keepとは,「保つ・継続する」,Knowとは,「知る」と訳されます。AK−learningでは,子どもたちが学習を楽しんで継続する力を身につけ,多くの知識を獲得してほしいという思いを込めました。

そして,AK-learningに継続して取り組むことで,それぞれがもつ目標や夢を成し遂げる力を身に着けてほしいと願っています。

AK-Learning teacher Cardは,Card上のプロセスやスキル・ツールなどにリンクが貼られており,クリックすることで詳しい情報を参照することができるようになっています。Cardが本サイトの内容を網羅してますので目次としてご活用ください。

主体的・対話的で深い学びの実現に向けて

スポーツや茶道などには、先人の経験により形成され磨かれてきた型があります

型を身につけることでその道への理解を深め、時には型から離れて自分のやり方をつくる自由を獲得する。そこには子どもの学習にも通じるものがあります。

子どもたちの主体性を育むには何が必要なのか――膨大な実践と古今の学習理論を駆使して生み出した、学習スキル獲得のプロセスを「学びの型」としてまとめました。

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単元縦断型授業を教科横断的に行い,子どもたちが「主体的・対話的で深く学ぶ」授業を実現することをめざして書きました。
本書では,新学習指導要領の核となっている学習過程と学習の基盤となる資質・能力である情報活用能力の育成と発揮について,言及しています。
日々の教材研究に,GIGAスクール構想の準備に,働き方改革の一手に役立つ一冊です。是非,ご一読ください。

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情報学習支援ツール 実践カード&ハンドブック

情報学習支援ツール(さくら社 2016)は,情報活用能力の育成についてまとめた書籍です。

ここで示されている実践カードとハンドブックは,情報活用能力を育成することにつながる情報活動が掲載されています。これらを授業や家庭での自主学習で活用することにより,子どもたちの情報活用能力が高まり,主体的・対話的に学習を進めることができるようになるのです。

この書籍には,実践カードやハンドブックの活用方法について詳しく解説されています。これらの活用方法は,PCC2やSRC,PTCなどの活用にも共通するものがあります。

主体的・対話的で深い学びの実現に向けて開発した教材

自己調整スキルを発揮するレギュレイトフォーム

レギュレイトフォームは,学習者が自らの学習を調整(自己調整)するために開発した学習計画表です。
このフォームの使い方は,単元のはじめに,単元の課題・目標と,それぞれの時間の学習計画を記述(確認)します。次に,1時間1時間の導入で,単元のはじめに立てた課題や目標,計画を基に本時の目標を立てます。そして,授業のまとめで本時の振り返りを,導入で立てた目標をもとに記述し,次の授業につなげます。

レギュレイトフォームについての詳細は,以下から。

日本教育メディア学会での発表原稿

日本教育メディア学会でのプレゼンテーション資料

パワーチェックカード2

パワーチェックカード2(PCC2)は,子どもたちが主体的に学習を進めるために作成した教材です。教材は上から情報を「集める」「整理する」「まとめる」「伝える」の領域にまとめられています。

それぞれの領域には,情報活用能力を育成することにつながる学習活動(情報活動)が示されています。PCC2を子どもたちが参照することで,自分で学習の計画を立て,主体的に学習を進めていく姿につながることでしょう。

シンキングルーチンカード

シンキングルーチンカード(SRC)は,子どもたちが主体的に考えを広げたり,深めたりするために作成した教材です。教材は上から「考えの導入と展開のためのルーチン」「考えを総合・整理するためのルーチン」「考えを掘り下げるためのルーチン」の3つに分類し,それぞれに7つのルーチンが示されています。

SRCには,示されているシンキングルーチンをどのような目的で活用するのか,また,どのような学習場面で活用すると効果的であるのかについて掲載されています。

思考ルーチン(シンキングルーチン)についての学会発表原稿

セルフラーニングカード

セルフラーニングカード(SLC)は,自己調整学習のプロセス「見通す(予見)」「実行する(遂行)」「振り返る(内示)」で整理されています。そしてプロセスごとに「目標」「計画」「確認」「調節」「評価」「理由」「適用」の7つの自己調整スキルを発揮するための手順を3つのステップで示しています。
本カードを参照しながら学ぶことで子どもたちが自ら学習を調整しながら学ぶ力が育成されます。

パワーチェックカード

パワーチェックカード(PCC)は,子どもたちに情報活用能力を育成するために作成した教材です。

PCCは,PCC2の土台となった教材で,情報活動を情報を「集める」「まとめる」「伝える」の3つの領域で整理して示しています。

経験した情報活動の記録が残せるようにチェック欄があります。チェック欄に記録を残しながら学習することで,子どもたちの情報活用能力が高まります。

※パワーチェックカードは以下のサイトにも掲載されています。

◆パナソニック教育財団

◆さくら社

Learning Support Card

Learning Support Card(LSC)は,PCCを英語にしたものです。海外の小学校でも活用されています。

プレゼンテーションチェックカード

プレゼンテーションチェックカード(PTC)は,子どもたちがプレゼンテーションを自己評価したり,友達のプレゼンテーションを評価したりするために作成した教材です。教材は「方法に関すること」「内容に関すること」「スライド作成に関すること」の3つに整理されています。また,評価する基準が詳細に示されている教員・高学年版と,わかり易い言葉で評価をしやすくした低学年版があります。さらに,印刷して活用しやすいように白黒版も掲載されています。

Self regulated Learning Card

自己調整学習のプロセスをまとめた学習カードです。

プレゼンテーションチェックカードについての学会発表原稿

情報ハンドブック

情報ハンドブックは,PCCに示された情報活動(デジタルカメラで集める,本で集めるなど)を写真と短い文章で説明したデジタル冊子です。印刷したりタブレットPCにダウンロードして活用できるPDF版と,編集可能なWord版があります。

PDF版は,全て印刷しハンドブックにして配付したり,子どもたちのタブレットPCにダウンロードしたりして活用するのに適しています。

Word版は,学習する単元に必要な部分を選択し,必要な情報を付け足して配付するのに適しています。

目的に応じてご活用ください。

学習モデル・プログラム開発

小学校6年生でのG-suiteを活用した授業実践及び研究

小学校6年生で,自分の住む街の魅力を紹介する作品(パンフレット,ムービー,ポスター,ウェブサイトなど)を作成し,発信する単元についての単元構想図と学習指導案です。本単元では,様々なアプリケーションの特性を基に,単元の中で児童が主体的に選択し学習を進めていきました。特に,作成した作品についての評価を得るためにGoogle Formをつかって質問項目を作成し,友達や保護者から評価を受け,作品改善に生かしたこと(アセスメント過程)が本単元の特徴です。アセスメント過程では,アンケート結果を基に,児童や保護者の回答を読み取り,作成した作品を客観的に分析して作品改善に活かす姿がみられました。
また,子どもたちが主体的に学習を進めるために,Googleカレンダーで自らの学習をコントロールしたり,得た情報を整理するためにロイロノートを活用したり,美しい作品を作り上げるためにiWorkを使ったりしています。様々なアプリの融合が児童の主体性と思考の深まりに繋がりました。

小学生が作成した創造物を評価・改善するための学習モデル

小学校6年生の授業で地域を紹介するリーフレットやPR動画など(創造物)を作成しました。作成した創造物を評価・改善するためにGoogle Formでアンケート調査をし,回答結果を分析して改善を行った授業実践について分析しています。

タブレットPCを活用した国際交流についての授業実践及び研究

タブレットPCを活用した探究的国際交流

タブレットPCを活用してオーストラリアの小学校の児童と探究的に交流することにつながる「国際交流プログラム」を開発し,実践を実施しました。

日本とオーストラリアで国際交流授業を実施し,日本とオーストラリアの学校の児童の取り組み状況について検証しました。

小学校における「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた授業実践及び研究

「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた学習過程についての論文

日本教育メディア学会で論文賞をいただきました。

ラーニングプロセスカード

ラーニングプロセスカード(LPC)は,子どもたちが様々な教科の学習の進め方を学ぶために作成した教材です。教材は上から「問い・課題をもつ」「見通しをもつ」「情報を集める」「情報を整理する」「情報をまとめる」「情報を伝える」の過程で示されています。

メディア・リテラシー

京都教育大学附属桃山小学校
メディア・コミュニケーション科

「メディア・コミュニケーション科」教科用図書の開発

京都教育大学附属桃山小学校では,情報活用能力を育成する教科「メディア・コミュニケーション科」があり,体系的に1年生から6年生までの指導が行われています。
体系的な指導を充実して行うために,本教科の教科用図書も開発され,全児童に配付されています。

学校放送番組

NHK 「しまった!情報活用スキルアップ」演習教材

NHK for school の番組「しまった!情報活用スキルアップ」は子どもたちの情報活用能力を高めるために作成された番組です。

「しまった!情報活用スキルアップ」全10話は以下のラインナップです。

1,調べる インタビュー
2,調べる 写真撮影
3,調べる インターネット検索
4,まとめる 情報を整理する
5,まとめる 考えを整理する
6,まとめる 表とグラフで表現する
7,伝える 話す力を高める
8,伝える プレゼンテーションを作る
9,伝える 新聞を作る
10,伝える 具体的に伝える

本番組は視聴するだけでも情報活用能力のことがよく理解できます。私が開発に携わった演習教材は,情報活用能力を理解するだけでなく,実際に体験し,情報活用能力を身につけることができるように作成されています。演習教材は全10話分あります。番組視聴とともに演習教材にも取り組んで下さい。

NHK for school「しまった!情報活用スキルアップ」についての学会発表原稿

木村明憲,堀川紘子,楠本誠,佐和伸明,福本徹,服部里衣子,髙橋純,堀田龍也(2017)
NHK学校放送番組「しまった!」の視聴による情報活用スキルの発見数の変化,日本教育工学会研究会報告集JSET17-1

講演資料等